ゲームとかの話

ゲームを中心としたヨタ話 ……だったんだけど、アニメとかプロレスとかの話が増えてきました。昭和生まれオタク話ブログってことで。

分進合撃のメリットとは何か? #戦記物を楽しむために知っていたほうが良いかもしれないこと

 

ググればわかりますが、戦略機動が動力化される以前においては、戦域間移動の手段は陸上の街道における歩兵機動がメインでした。要は、主力たる歩兵が、列を作って歩いて行進するわけです。

この前提に立った時、万単位の兵士が徒歩でどの程度の距離を移動できるか?について、いかに制約があったのかという点に気付くはずです。整備された街道の道幅によって、戦略的機動力にどれほどの差がついたかは、簡単なことを想像すれば合点がいきます。

道幅4mの街道を2列縦隊で進む場合と、道幅6mの街道を4列縦隊で進む場合と。

後者のほうが、同じ時間で倍の兵力を移動させることができると理解できるでしょう。

また、4万人の兵力が徒歩で行軍することを考えてみます。4列縦隊で、前の兵士との距離を1m保って、時速5キロで徒歩行軍するとしましょう。
この行列の先頭と末尾の距離は単純計算で1万m。つまり10kmということになります。時速5kmで進軍するわけですから、とある地点をその軍隊が通過しきるだけで2時間かかる、という計算になります。

 

つまり、不期遭遇戦においては、4万の兵力が戦場に集結するのに2時間かかる、ということです。2時間もの間、4万の軍勢を要する側は、少なからぬ遊兵を抱えている、ということと同義です。

 

では、想定戦場と想定集結日を戦略的に想定できる場合はどうでしょうか。

いくつもの街道を分散して使用することができれば、その分だけ迅速に兵力の移動、展開が可能になろうことはお分かりいただけると思います。

 

つまり、分進合撃とは、行軍長径が長大になる陸戦的戦略機動における弱点を補うための運用的解決策と理解すべきなのです。

 

 

 

 

・・・たぶん。