ゲームとかの話

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【短信メモ】 蹴鞠ハンドブック問題 と その裏にありそうな「秘伝のタレ」問題

yoppymodel.hatenablog.com

hagexさんトコ経由で流れ着いたヨッピーさんとこの記事。

 

コメントしようかとも思ったのですが、クソ長くなった上に議論をさえぎりたくないのでチラ裏にメモ。

ごめん、短信って言う割には長文になっているんだ。

 

私の感想を短くまとめると。

「インターネットにおける広告の存在が、一般のお客に嫌われないようにしましょう」 という啓蒙テキストなハズなのに、【現実に】一般のお客のヘイトを集めるようなことをやっている「ニワカ」あるいは「素人」に対してきわめて閉鎖的な態度を取っているというのは、矛盾というか、自家撞着してませんかね、という話。

 

 

本文

 

例のハンドブックの主題は、「見る側一般の読者にとって、有益な 広告のあり方にしていきましょう。でないと、ヘイトを集めるだけで成果を上げられず、広告業界死亡しかねないぞ」という感じだと読解しました。私は。

 

その前提で以下です。

前提が違ってたとしたら、「はい、僕これから的外れなこといいます!」と言っておきます。

 

 

 

ライター業(的なもの)で食っていくからには、少なくともこのハンドブックを読解できるレベルにまではなって欲しい、と言うのは解るんですが。
私もあまりにふざけたデザインのゲームを見ると似たような気持ちになることがありますし。

でも、社会を見回してみると、無資本の個人が腕一本で労力と才能で青天井な収入を目指せるように見える(実際はそんなに甘くないにしても)数少ない業態だったりもするわけで。
「水準に達していないプレイヤーがこれからも参入し続けてくるだろうことが予測される」と言う前提で、業界やweb界隈を良くして行きましょう、という視点に立つと、啓蒙の意味でも素人にも読解できるモノはあったほうがいいかなーと。

ほぼ転載だったり、次ページへのリンクを小さくして広告で挟んだりして、「広告」という存在に対する一般のヘイトを蓄積させるようなことしてる人たちが大量にいるワケじゃないですか。今のweb界隈って。(あまり人のことは言えないですけど。)

その辺の危機感みたいなものが共有できているのであれば、業界内のマウンティングのために「能力」みたいなことを言ってないで、参入してくる素人を業界としてちゃんとルールのカタにはめる教育をしてくれ、とか思う訳ですね。業界の外側の人間からすると。
(現実的にそれが不可能なことも判りますけど、姿勢として、ね)

例えば、「ステマはいけないことだ」ということを知らない人が、「他がやってない!コレはイノベーションだ!」って思ってステマしちゃう。法律がないから潰せない(というか法律ではないから、潰すのに手間がかかる)。ってなったときに、「バカでもわかるように書いてあるからコレ読んで勉強してこい!」って言える資料があることもまた大事だと思います。
(※件のハンドブックの主題はステマではないです。ステマの件は判りやすかろう例として出しただけ。)

 

 

2つの失敗

一般読者に寄り添うような広告を作っていきましょう。ヘイト集めるな!

という危機感は共有できているとして。

 

メディアとかネット空間において、「ライター的な業を営むのであれば達していて欲しい水準」という、理想主義的「べき論」に基づいて議論してしまうと、どうしても話がかみ合わないですよね。

 

・素人がライターとしてじゃんじゃん参入してきている

・(私のような)水準の低い個人の広告の取り扱い方が、一般読者の広告に対するヘイトを高めている

 

という、現実に起きている現象と問題点を基点に、「何をするべきか」という本来の論旨に立ち返ったほうが良いと思うんですよ。

 

「この程度の文章を読解できないような人はモノを書くべきでない」って言っても、そういうレベルの人たちが実際にモノを書く時代になっちゃっているんだから、理想に即してない現実を嘆いていてもしょうがなくないですか。

 

(部分的にせよ)例のハンドブックの目的が、「一般読者のヘイトを貯めないような、共生的な広告にしていきましょう」という点にあったとするならば、「読解できない」という苦情はそもそも目的に対する、手段の(部分的にせよ)失敗であったと、素直に認めるのが本筋なんじゃないですかね。

少なくとも、「ライター免許制」みたいな無理筋な議論よりは、実効性は小さくとも、現実的な手段としての「啓蒙」な訳ですから。

 

これを踏まえると、この蹴鞠ハンドブックにおいて、蹴鞠おじさんたちは二重の意味で失敗しちゃってる、ということになります。

 

① 啓蒙のためのハンドブックが、業界玄人にしか読めない難しさである

(個人的には、官公庁のpdfに比べてなんと読みやすいことか、とは感じましたが)

② 素人にも理解してもらったほうが良いような内容なのにも関わらず、素人には読めないレベルじゃないですか(実際はそういう指摘ではないけれど)という指摘に対して、「素人に向けて書いてない」という態度を取ってしまった点

 

これによって、良くない現実を放置することになりかねないばかりか、業界の閉鎖性をも印象付けることになってしまい、ますます「広告」という存在へのヘイトを高める要因にすらなってしまう、ということになりはしないでしょうか。

 

 

……と、おもいました (KONAMI感)

 

 

 

ここまで書いといて、ふとした邪推が脳裏をよぎった

ひょっとして、蹴鞠おじさんたちは、

「われわれギョーカイ人は、一般のヘイトを集めないような良質な広告で成果を出し、収益を上げていきましょう」

「一般のヘイトを集めるような下手な広告の使い方しかできない、アフィカスみたいな連中は、成果を上げられずに滅びれてしまえば良いのである」

とか思ってるんでしょうかね。

 

そう思うと、一連の言動が腑に落ちてきますよ。

……なんだか、そんな気がしてきました。

 

産業としての伸びが鈍り、あせって来ると、業界的な「秘伝のタレ」は秘密にしときたい、的な。

 

スマホゲー界隈の「こうやってゲーム作ると良いんだぜー」(ドヤァ)的な記事が、ここのところ激減している現状にも通じるものがある。

 

私個人としては、「新しい」「面白い」ゲームがやりたい、という動機なので、逆にいまこそ秘伝のタレを暴いていくようなことをしていったほうが良いのかしらん、とか思った次第。

(でも、結構しんどいんですよね。ちゃんとした記事書くの。)

 

 

そして、私個人の広告業界へのヘイト値が、一気に有頂天を衝く感じ。

 

 

 

おまけ(ラブレター)

 

ヨッピーさんのネタ系記事って、クオリティ高いんですけど、私にはどうにも「センスが合わない」んですよね。

でも、PCデポの件も含めて、まじめなテキストの中に息づいている羞恥心というか「芸人の私が言うのもナンなんですが」的な息遣いって、すごく好きです。

ヨッピーさんのまじめテキスト、たまにで良いので期待してます!