ゲームとかの話

ゲームを中心としたヨタ話

「支持政党なし」のシステムにはいろいろ問題アリ。いちおう指摘しておきますね。(2016/0629_一部訂正・追記あり)

 
国会に送り込んだ議員の数をネットアンケートの得票率で振り分け、国会の議決に反映させるシステム、それが「支持政党なし」です。

 

このアイディア自体は私も10年くらい前に考えました。
けど、色々と解決しないといけない課題があります。
特に調べ物などしなくても、仕様バグや運営上のリスクがこれだけ想定されます。
 

▼お金の問題

議員歳費の使途は?

国会に送り込まれるヒトは議員ではなく単なる機械な訳ですから、億に上る議員歳費は不要でしょう。(0629訂正。二千万くらいでした。)
専業にならざるを得ないだろうから生活費年間500万くらい残して、あとはシステム維持費に回す、といったあたりが妥当でしょうか。
※これが、政治資金規正法などに抵触するかどうかは知りませんが。
 
その辺の設計が開示されない限り、候補者は供託金を突っ込んだギャンブルで、歳費をリターンに求めている、極めてうさんくさい連中であると断ぜざるを得ません。
そうだとしたならば、あまりにもゲスい。
資金面では、既存の政党よりも、よほど厳しい態度で透明性を確保する必要があります。
(0629追記:そういえば、政党助成金とかもありましたね。こっちのほうが額が大きそうです。)
 

システム開発の発注先は?

仮に、議員歳費の使途を開示して、システム設計・開発・運用に回すとしましょう。
ですが、この原資が税金だということを忘れてはなりません。
 党の要職にある人物に関係の深い開発会社への発注と割れれば、一大炎上案件になることは間違いありません。
 というわけで、どうですか、私に投げてくれればいい発注先段取りまっせ
これも、よほど透明性の高い入札方式を考えだす必要があります。
 

▼ネットでのアンケートの公正さ確保について

「アンケート」に参加できる「有権者」の資格をどう定義するの

国籍要件は?外国人OKなの?
在住外国人のみならず、外国在住の外国人もネットにつながってますけど?
韓国人にその門戸を開いちゃったらひどいことになるけど大丈夫だよな?
年齢要件は?
 
などなど。その辺を明らかにしてくれないことには恐ろしくて票なんて入れられませんよねぇ??

複垢対策とかどうなってんの

ネットアンケートが、国会での議決に影響するとなれば、極右・極左とも、全力でアンケート結果を操作しようとするでしょう。
 安全で公正なアンケートシステムが構築されていると説明できない限り、国会の議決にネットアンケートを関与させるのは極めて危険といえるでしょう。
 
仮に、上記有権者を選挙と同様の有権者に限定するとして、本人確認はどうするのでしょうか?
金融取引に求められる以上の信頼性が必要なのは言うまでもありません。
いち政治団体が、マイナンバーを押さえることなど、今の法制は許していませんが(そのはずですが)、そこ、身柄押さえられるんでしょうか?いや、不可能に違いありません(反語)。
 
金融取引の本人確認は犯収法(マネロン対策法)が根拠です。
犯収法は、それでも個別の犯罪案件への対応が目的ですが、国会議決にかかわる本人確認ですので、これよりもよほど厳しい本人確認を課さなければ、何か事が起きてからでは危険すぎる、と考えられるでしょう。
国内法の議決などであれば、不正に基づく議決の取り消しとか、まだ国内法で何とかなる可能性が無きにしも非ずですが、条約批准とか、影響が国内に収まらない案件で不正とかやらかされると非常にマズいことになります。
 
韓国人はともかく、中国とか北朝鮮サイバー攻撃によって外交を曲げられると、下手すりゃ第3次世界大戦の引き金を引きかねない危険性を孕んでいることまで想像すべきです。
あんたら、その責任とれるの?

 

ちなみに、個人情報うんぬんの話は、ネット関連の話としては、「それ以前」の問題なので、敢えて指摘はしません。
 

▼議員の変心・裏切りに対応できるのか?(最大の問題点)

 私利私欲のための立候補でないと誰が保証できるのか?

 上述したとおり、数百万の供託金を種銭にしたギャンブルでないという保証は誰がするのでしょうか?
我々ユーザーはどうやってあなたたちを縛るのでしょうか?
 
少なくとも現時点ではそれが証明できているとは言えないと思います。
 
有権者も賢明ですから、その辺はちゃんと判断するでしょう……と思ったのですが、イギリスのEU離脱の件を見て、「あ、バカは深く考えてない」と危機感を覚えたので、今これを書いている感じだったりもします。このブログに実効性など全くないでしょうが、まぁ、書かないよりはマシというか、私自身の気休めというか。
 

 私利私欲を求める候補者を排除できるのか?

上が、システムそのものの信頼性の話だとすれば、ココはこのシステムを悪用しようとする輩が混入しない仕組みにできるか、という話になります。

この国の政治家には、結構いろんな特権が認められています。

とある政党の候補者として当選したにもかかわらず、当選後に党派を変える議員が後を絶たないことも思い返すべきです。

極端な話、「支持なし」から当選した議員が、「王政復古党」に転籍することも可能なのです。

当の綱領や規約でそれを制限したとして、法律がそれを許している限り、悪用することが可能です。

この辺は、法改正をしないと厳しいのでは?と考えます。

ちなみに、私が「この企画駄目だわ」と思ったポイントもココだったりします。

 

 

 

ああもう、畜生。そんなことより、私はいま、Stellarisで忙しいんですよ。こんな記事書いてる暇なんてないんですよ。どうしてくれるんですか。

Stellarisにとっとと飽きて、HOI4にハマらないといけない、というのに。

 

 
2016/7/8追記
 

政治・哲学系っぽいネタを扱ってる方のブログで、理念ベースの危うさについて論考してみました。