あげてから落とそうと思ってモンスト絶賛記事をupしたのに、
※モンストを褒める。べた褒め。
http://genzui.hatenadiary.jp/entry/2015/03/17/124258
日経&岩田さんに先を越されたでござる
※任天堂・岩田社長が語る「DeNAとやりたいこと」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20150320/278995/?P=1
本題としてモンストを落としたいわけではなくて、
パズドラクローン全体をdisりたかったんですけど。
パズドラクローンの定義↓
※パズドラクローン
http://genzui.hatenadiary.jp/entry/2015/02/19/132524
さて。
パズドラクローンがクソだ、と言う話。
パズドラクローンの課金体系を整理してみましょう。
① 課金は、「課金トークン」の購入による
② 「詫び石」の形で運営から課金トークンがばらまかれる
③ 課金トークンの主な使い道がユニットガチャ
とまぁ、こんな感じ。
①に関しては、昔からこの手のゲームはそうでした。
関係ないですが、2010年4月に資金決済法が改正されまして、
その時にいろいろごたついていた覚えがあります。
詳しい話は忘れましたが、
発行済み課金トークンの半額をプールしとかないといけない的な。
おかげで、課金トークンの残高ページに、
「無料配布分」と「課金購入分」がそれぞれ残高いくらになっているのかの
内訳を参照できるようになってたりするわけです。たぶん。
閑話休題。
パズドラクローンがゲームの世界にもたらした、
クソッタレ極まる運用が②です。
詫び石のバラマキは、ゲームのためにお金を払う、という意識を
多数のユーザーから奪いました。
モンスターBOX拡張の石消費、イベント中のスタミナブースト、
コンテニューでの石ジャブ……程度であれば、
無料でばらまかれる「詫び石」で賄えてしまいますから。
その結果として、③です。
課金してまで大量消費したいケースが、
レアガチャへの課金ブッコミしかなくなってしまいました。
それ以前から、課金ガチャが収益の基本だったとされていますが、
詫び石のバラマキは、
ゲームの基本機能的な部分への少額課金
という道を事実上、殺してしまったわけです。
そもそも価格設定がおかしい。
最高レアリティのユニットの入手期待値は、
おそらくだいたい5000円になっていると思われます。
これは、
1回10連ガチャを回すと、1枚☆6のガチャ限が出てくる
くらいの確率です。
なんらかのパズドラクローンをやっている人はピンとくると思いますが
(特にモンスト)、
「ガチャ限☆6の大量収集」さえあきらめてしまえば、
ビタ一文払わずに、楽しいゲームライフが
送れる構造になっているわけですね。
結果、何が起きたかと言うと、
10連ガチャを全力で回すオッサンたちと
タダで遊ぶその他大勢
というユーザー構成を産み出してしまったわけです。
もうこれは、ゲーム業界の自殺と言って良い。
「10連ガチャに射幸心を煽られるアホなオッサン」以外の
賢いお客さんたちは、「ゲームに金を払うのがバカらしい」ですよ。
レベル99になった艦娘たちから順次700円結婚している程度に
金払いの良い私でさえ、
「☆6ガチャ限1枚5000円」という値段には閉口せざるを得ません。
だって、完全無課金の状態で遊んでいて、
「結構楽しんでいるから、少しは金払うか」って思った時に
提示されたお品書きが、
最低5000円、かつクソを引く場合もある10連ガチャ
ですよ。
(500円で1回回すのは資金効率的に割が悪いので、普通はやらない。
やっちゃうのは射幸心が煽られているから。)
そんなお品書きをみて、誰が金を払うのか。
ゲーム予算月ウン万円を確保でき、かつツッコめてしまうようなオッサンだけですよ。
もう一度言う。価格設定がおかしい。
パズドラリリース時には適正感があった価格設定だった訳ですが、
「詫び石のバラマキ」ゆえに、「少額課金のゲーム機能」だったはずのものが
「タダで遊ぶためにやりくりで捻出するモノ」になってしまったわけです。
このことは冒頭の記事で岩田さんも言及しています(改行筆者)。
> 私は「フリー・ツー・スタート」と呼んでいるんですけれど、
> そのこと自体、以前から否定していません。
> ただ、フリー・ツー・プレイというのは大多数の人がタダで遊んで、
> 一部の方からたくさんの課金を得るという前提だと思いますが、
> 無料で始められるけれども、その後、大多数の方が適切な対価を
> 支払っていただく形のほうが、私は健全で長続きすると思っています。
スマホアプリという市場が、既に「課金ガチャでヒートアップする
射幸心を煽られたアホなオッサン」たち以外、課金する意欲がない
お客さんたちに占められてしまっているわけですが、
任天堂はいかに少額課金を実現していくのでしょうか。
既に、詫び石のバラマキをやらない運営のタイトルは、
端末にインストールしても遊んでもらえない時代です。
任天堂はここを乗り越え、大多数の賢いお客さんに、
「少額払おう」と思ってもらえる枠組みを作れるのか?
今後に期待ではありますが、
ぶっちゃけどうなんでしょうね……。
何が言いたいかと言うと、
「ひとポチ数百円の軽量課金アイテムを考えろよコンチクショー」
「じゃないと、俺は絶対に課金しないかんな!!」
ってことです。
モンストを完全無課金でこれだけ遊び倒している罪悪感が
これを書かせているのかもしれませんw
さて、「少額課金ユーザー」を考える際に、
私が注目しているのは「艦これ」と「supercell系」だったりします。
ここまでで既に大変長い記事になってしまいましたので、
続きは、別記事にて。